企業 本多プラス×モーンガータ×コーセー 不要となった化粧品とプラスチックを アップサイクルしたヘアアクセサリーを制作 キッザニア東京『ビューティスタジオ』で使用を開始し、子どもたちに資源循環の重要性を紹介 2023.09.11 リリース全文 [ PDF / 628KB ]

株式会社コーセー(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小林 一俊)は、プラスチック成形メーカーの本多プラス株式会社(本社:愛知県新城市、代表取締役社長 本多孝充)が展開するオリジナルブランド「ame:アメ」と、それぞれの事業活動で発生する不要となった“化粧品バルク”と“プラスチック”を活用し、株式会社モーンガータ(本社:東京都練馬区、代表取締役:田中 寿典)と3社でアップサイクルしたヘアアクセサリーを制作しました。
当社が、オフィシャルスポンサーとして「キッザニア東京」内に出展している(東京都江東区)『ビューティスタジオ』パビリオンにて、この度使用を開始し、子どもたちが創造的な再利用に触れる機会を提供します。

使用イメージ

 

当社は、本多プラスのオリジナルブランド「ame:アメ」と、持続可能な社会の実現をめざし、2022年10月より、本多プラスのプラスチック製品の製造過程において発生する“廃棄プラスチック”と、当社研究所における製品開発や品質管理の過程で発生する役目を終えた“化粧品バルク(中身)”を組み合わせたアップサイクルによる小物の制作に取り組んできました。この度、当社が絵具などへの化粧品再生利用の取り組みを一緒に行っているモーンガータも加わり、様々なアイデアを3社で模索し、事業展開の検討を進めていきます。

今回は、リサイクルプラスチックで化粧品バルクを包んだ唯一無二のハンドメイドヘアアクセサリーを制作しました。モーンガータを通じて供給する化粧品バルクならではの色彩をいかに自然な状態で高温のリサイクル樹脂に包み込み表現するか、またそれを透明な状態のままどう固めるかの2つが課題でした。本多プラスの未来開発室で試作を繰り返し、樹脂の適正な温度管理や成形条件を見出し、一つひとつ異なる形、色合い、デザインのヘアアクセサリーが完成しました。

さらに、このヘアアクセサリーを、キッザニア東京にコーセーが出展する、「ビューティスタジオ」パビリオンの「ヘア&メイクアップアーティスト」体験において使用します。ヘアケアを学び、装飾品を選んでお客さま(ヘアマネキン)の要望に合わせたヘアスタイリングを行う過程で、本アイテムを使用することで、子どもたちに資源を循環させて使う重要性を学んでもらう機会を創出します。

 

「絵具などへの化粧品再生利用の取り組み」について

コーセーでは、モーンガータの展開する、使われなくなった化粧品から絵具などの色材を製造・販売する事業に賛同し、当社研究所における品質追求・品質管理の過程で役目を終えた化粧品を提供してきました。現在は、絵具に引き続き、化粧品のインキの色材への再利用にまで拡大しています。

 

当社グループのサステナビリティ推進活動について

当社グループは、1991年より「美しい知恵 人へ、地球へ。」を企業メッセージとして発信し、「人へ」と「地球へ」という2つの側面から広く社会的課題に貢献する独自の活動を推進してきました。2020年4月には、中長期ビジョン「VISION2026」において、グループ全体のサステナビリティに関する取り組みと 2030年までの目標をまとめた、「コーセー サステナビリティ プラン」を発表しました。当社グループでは、社会的課題への対応を、「事業成長」と「持続可能な社会の実現」の両立を図るために欠かすことのできない重要な経営課題のひとつとして捉え、サステナビリティ活動を推進しています。

 

本多プラス株式会社 「ame」について

ame(アメ)は、1946年創業の老舗プラスチック成形メーカー「本多プラス株式会社」が、プラスチックの魅力や価値を世界に発信するサスティナブルブランドです。プラスチック製品の製造過程に於いて、廃プラ(廃棄プラスチック)は不可避的に発生します。本多プラスでは、2008年よりプラスチックならではの美しさに価値を見出し自社内で発生する廃プラを用いたプロダクト開発・アート活動を行ってきました。
そして、その深い輝きを新たなプロダクトへ昇華させる方法を長年にわたり研究し続けた結果、「ame (アメ)」というブランドが誕生しました。ameでは、生活を豊かに彩り長く愛される作品を、ひとつひとつハンドメイドで創り出し、
お客様に愛着を持って長くお使いいただけるプロダクト開発を行っております。

(企業情報)
名称:      本多プラス株式会社
代表者:    本多孝充
本社:      〒441-1306 愛知県新城市川路字夜燈23-2
事業内容: ブロー成形技術をコアに、 化粧品から文具、食品、医薬品などパッケージのブランディング・デザイン。容器、その他の製造・販売
企業HP:    https://www.hondaplus.co.jp

ame 公式サイト:https://ame-re-plastic.jp
Instagram:www.instagram.com/ame_by_hondaplus/

 

株式会社モーンガータについて

2019年に化粧品を水溶性色材へと変えることのできる独自特許技術「magic water」を開発し、この技術による化粧品の絵具化に着手。化粧品を絵具へと変換する「SminkArt キット」や化粧品から製造した絵具「SminkArt ときめくペイント」等の販売や企画イベント事業等を展開する。現在では、12社以上の化粧品企業より役目を終えた化粧品の中身を買い上げ、それらを原料に、印刷用インキ・文具・樹脂・建材・紙再生ボード等を開発している。「廃棄ゼロ」という理想ではなく、「既に生み出された(生産された)モノの中にその役目を全うすることなく廃棄されるモノがあるのであれば、それらを別の形で楽しみながら100%有効活用していく」というポジティブな考え方で、消費社会と持続可能な社会の両立にアプローチしていく目標を掲げている。

〈企業情報〉
名称: 株式会社モーンガータ
代表者: 田中 寿典
本社: 〒177-0031 東京都練馬区 三原台3丁目7番40号
会社設立: 2019年9月20日
事業内容: SminkArt 関連商品の開発・製造・販売 及び 企画・イベントの提案と受注
企業HP: https://man-gata.com/

 

『ビューティスタジオ』について

当社では、中長期ビジョン「VISION2026」の中で、新たなお客さまづくりの拡大領域としてグローバル(Global)・ジェンダー(Gender)・ジェネレーション(Generation)のそれぞれの頭文字をとった“3G”を掲げ、性別や年齢にとらわれない、より多くのお客さまに寄り添う商品やサービスを提供する取り組みを強化しています。「ジェネレーション」の活動の一つとして、2022年10月に「キッザニア東京」に『ビューティスタジオ』パビリオンを出展。「きれいを、もっと自由に」をコンセプトに、子どもたちがそれぞれ持つ感性を育み、“きれい”にまつわる多様な価値観に触れながら、化粧品や美容が持つ、心を明るくするような楽しさや、わくわく感を得られる職業体験を提供しています。
◇『ビューティスタジオ』特設ページ : https://www.kose.co.jp/company/ja/kidzania/

 

KCJ GROUP/キッザニア について

KCJ GROUPは、3歳から15歳までのこども達の職業・社会体験施設「キッザニア東京(2006年10月開業)」「キッザニア甲子園(2009年3月開業)」「キッザニア福岡(2022年7月開業)」の企画・運営をしています。「キッザニア」は、実社会の約2/3サイズの街並みに、実在する企業が出展するパビリオンが建ち並び、さまざまな仕事やサービスを体験できます。キッザニアのコンセプトは、「エデュケーション(学び)」と「エンターテインメント(楽しさ)」を合わせた『エデュテインメント』。こども達が好きな仕事にチャレンジし、楽しみながら社会のしくみを学ぶことができる「こどもが主役の街」です。
◇キッザニア公式サイト : https://www.kidzania.jp/

 

関連情報
■~コーセー×花王 サステナビリティ領域での協働の取り組み第一弾~  「化粧品プラスチックボトルの水平リサイクル」と「絵具などへの化粧品再生利用の取り組み」においてコーセーと花王による協働を開始
https://corp.kose.co.jp/ja/media/2022/02/20220214.pdf
■コーセー、ギフトボックスやショッパー等の包装資材に化粧品を再生した『ecosme ink®(エコスメインキ)』を活用  ~当社で役目を終えたメイク製品を再利用し循環型アップサイクルを実現~
https://corp.kose.co.jp/ja/media/2022/10/20221026.pdf

 

サステナビリティに対する当社の取り組み

■「コーセー サステナビリティ プラン」
https://corp.kose.co.jp/ja/sustainability/plan/pdf/20210430.pdf
■コーセー 企業情報サイト 「サステナビリティ」
https://corp.kose.co.jp/ja/sustainability/

 

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