化粧品の可能性を探るため
データサイエンスを応用し 効率的な製品開発支援を行う私の「こだわり」ポイント!
学生時代に夢中だったこと
Q1. コーセーに入社を決めた理由について、学生時代の出来事と絡めて具体的に教えてください。
人に喜んでいただけることが何より嬉しく、人の喜び・楽しみを生み出す仕事がしたいと思い化粧品業界を志望しました。
その中でもコーセーは、お客さまへの真摯な企業姿勢、若手から様々な分野へ挑戦できる風土、先輩研究員の雰囲気が自分に合うと感じ、働く姿をリアルに想像することができ、入社を決めました。
Q2. 具体的なお仕事の内容を教えてください。
入社当初はメイクアップ製品の処方開発から品質保証まで一連の商品開発業務を約10年経験。その後、新分野に挑戦するため社内ベンチャー制度LINKに参画し採択され、データサイエンスに関する業務へ移行しました。
現在は、世界のお客さまを価値観で理解する顧客調査研究を行っています。国際化・多様化・ジェンダーレス化が加速する世界の中で、一人ひとりのお客さまが何を大切にし、何を求めるのかをデータドリブンで心理学的観点から社会調査し、結果をマーケティングへ応用することを試みています。
Q3. 現在のお仕事でご自身が壁を越えた、大きなチャレンジをした、と感じた経験を教えてください。
2度目の育休明けに、キャリアの幅を広げたいと思い、社内ベンチャー制度LINKに参画したのが私の大きなチャレンジです。配属分野を超えての社内外協業を経験する中で、3つの大きな学びがありました。
1つ目は、社内外協業による具現化のスピード感。それぞれの得意分野の集結による実行力の広さを肌身で実感しました。
2つ目は、ゼロベースのベンチャー経験。世の中のニーズから仕事を見出し、最適なプロセスを定め、顧客要望を満たし、最終的には利益を創出すること、当たり前に必要なビジネスの基本と厳しさを学びました。
3つ目は、「人と違うキャリアがいい」という確信です。実はLINK参画前は、育休により周囲から遅れをとっているのではないか?と不安がありました。しかし、LINKでの経験から、人と違う経験や個性の方が協業するチームに大きく貢献できること、自分ができないことはチームで成し遂げれば良い考えもあることに気づきました。キャリアのステップアップも大事ですが、「自分が会社や社会に対して何を成し遂げたいか」が大切であり、自分が本当にやりたいことが様々な制度やバックアアップ体制や一緒に働く仲間の人柄の良さによって実現できる会社であると今は感じています。
1日のスケジュール
-
業務開始、1日のTODO確認とメール対応
-
データ解析と資料作成
-
昼食
-
部内打合せ 業務内容の共有
-
他部署打合せ プロジェクト進行
-
資料作成やプロジェクト進捗管理
-
TODO終了内容確認と翌日準備
-
業務終了
現在は、子育てに合わせて朝型です!
Q4. チーム一丸となって取り組んだ経験、もしくはダイバーシティを感じた瞬間を教えてください。
社内・社外共に協業する機会が近年の劇的に増えています。
社内では多部門にわたる共同プロジェクトを進行しています。同じ課題に対し、あらゆる部門の知見を駆使し、最適なプロジェクト提案を提起し、タイムリーにお客さまに提案、あるいは新たなお客さま(例えばシニアやアルファ世代など)にアプロ―チする施策を行っています。各部門の得意を掛け合わせることで、スピーディーかつ低コストで明確な成果が得られることが魅力と感じています。
社外ではデンマークの先生との共同研究の中で、デンマークを基点に世界の様々な国の先生や学生の皆さまと「美容や価値観」という共通軸を元にディスカッションさせていただいており、緩やかながらも確固たるグローバルチームを築いています。ディスカッションを重ねるたびに、世界の文化・価値観・習慣は日本とは全く異なることを肌で感じ、グローバル進出するにあたっては商品研究に加え、その国の文化や価値観、人を理解することも必須であると感じています。
また、最近では共同研究だけでなく他企業さまとのコラボ研究も進んでおり、より大きな成果、より大きな社会課題への貢献ができると感じています。
Q5. 今後、コーセーでチャレンジしたいことを教えてください。
現在の仕事の醍醐味は、日本だけではなく世界のお客さまへアプローチできることです。世界の顧客の価値観調査の中で、これまで何となく感覚で感じていたこと、これまで想像すらしなかったことが、エビデンスを元に可視化できるようになりました。これにより様々な文化が交差する世界のお客さまを理解しコーセーの可能性が広がることに、ワクワク感がとまりません。
コーセーがつくる化粧品やサービスがどうしたら世界のお客さまに受け入れていただけるのか、世界のお客さまに向け最適なコミュニケーションやニーズを探索し、次世代の戦略へ繋げることを本気でチャレンジしてみたいと思っています。
また今後は企業としての社会での存在意義を再考してみたいと思っています。顧客研究をする中で、企業としてどんな製品をつくるかと同時に、どんな社会貢献ができるかも大切であると感じています。コーセーとして、社会に何を還元できるのか、存在価値をどう高めるのか模索してみたいです。
I LOVE コーセー
新生児から使える保湿ミルクで、子供は0歳から家族全員で愛用しています。すーっと軽くのび・なじみ・うるおうので、子供も自分で使え、疲れた私の肌も潤して癒してくれる我が家の必須アイテムです。