十人十色の「かわいい」「きれい」のために
感触や香り、きらめきや質感にこだわり こころを射止めるモノづくりをする私の「こだわり」ポイント!
学生時代に夢中だったこと
高校から韓国語を独学で勉強していましたが、大学では何度か留学をして、言語・文化・歴史など幅広く勉強してきました。今もニッチな韓国コスメを探すことが趣味の一つです。
Q1. コーセーに入社を決めた理由について、学生時代の出来事と絡めて具体的に教えてください。
十人十色の、「かわいい」「きれい」が存在する社会創りに貢献したいという想いで、化粧品業界を目指していました。
どの時代にもトレンドはありますが、「かわいい」や「きれい」には、人の数だけ考え方や価値観があると思っています。
コーセーの「一人ひとりのきれい」というビジョンや、就職活動中に感じた、それぞれの社員が個性を伸ばして輝けるような風土に共感し、一緒に一人ひとりが自身の感じる「かわいい」を楽しめる価値を届けていきたいなと思いました。
Q2. 具体的なお仕事の内容を教えてください。
入社以来、主にスキンケアおよびヘアケア商品の、「中身」の開発を行っています。
新商品のコンセプトやターゲットに合わせて「どんな感触や香りだったらお客さまにとって魅力的か?」ということを考え、企画担当者や研究員とタッグを組んでモノづくりを進めます。
市場やトレンドの調査ももちろんですが、開発中の製品サンプルを実際に肌や髪で評価する「官能評価」のスキルを日々磨きながら、お客さま目線を第一に、価値の高い商品の開発を目指しています。
Q3. 現在のお仕事でご自身が壁を越えた、大きなチャレンジをした、と感じた経験を教えてください。
初めてヘアブランドを担当した時のことが、印象に残っています。
配属後約1年間はスキンケア製品を主に担当し、「肌」での感触や効果感を意識しながら、品質設計のスキルを磨いてきました。そのため「肌」と「髪」では必要な知識やスキルが全く異なる状況に、最初は戸惑いを感じました。
ハードセットのスタイリング剤という馴染みのないアイテムを担当し、その難しさにまたつまずきましたが、お客さまや処方のレシピを担当する研究員の方の目線に立つことを意識し、結果的に良い商品の開発に貢献できました。
例えば、お客さまを理解するために、まずは様々な髪型や髪質の特徴や仕上がりの違いを研究しました。次に男性社員の方々にスタイリングの様子を見せてもらいながら、使い方や、品質に関する潜在ニーズがないかを観察しました。
開発中、何度も研究所とサンプルの製作と評価を繰り返すため、目指す品質を明確に発信することが大事ですが、例えば触った感触を食べ物に例えたり、共通認識を持ちやすい表現を工夫しながら、丁寧なコミュニケーションを心掛けました。
結果的に、研究員の方から「一緒に担当できてよかった」と声をかけてもらえたり、お客さまからも嬉しい評価をいただくことができ、やりがいを感じたとともに、お客さま目線の大切さを改めて気付けた経験になりました。
1日のスケジュール
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業務開始 メールチェック・資料作成
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企画担当と打ち合わせ 新企画の方向性を確認・検討
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昼食
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官能評価 開発中製品のサンプルを評価
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研究所と打合せ サンプルの評価を共有
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資料作成 新商品のプレゼン資料を作成
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チーム会議 業務相談・情報共有
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デスクワーク 国外のトレンド情報の調査・資料作成
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業務終了 同期と夜ご飯!
Q4. チーム一丸となって取り組んだ経験、もしくはダイバーシティを感じた瞬間を教えてください。
商品開発の業務は常にチームプレイですが、特に入社1年目に挑戦した新ブランドの立ち上げでは、他部署との協同を通して、沢山の学びや達成感を得ました。
ブランドデビューを控える中で、より良い品質を実現するために何度も修正や再検討を繰り返し、時には完成に近いづいたものを一から作り直すこともありました。
リスクを伴う場面もありましたが、各部署が納得して協同するために、十分な議論と共有を行い、「ベストな品質を追い求める」という共通の目標を持って進めることができたと思います。
スピード感が求められる状況下で、実際に研究室に集まって細かい認識のすり合わせや、迅速にサンプル評価を得るためのフローを計画し、全員でスムーズな進行のために働きかけました。開発担当として方向性の指揮を取る場面でも、1担当の視点にとどまらず、各関連部署のメンバーが様々な視点からアイデアを提案し合ったおかげで、スピード感を持って、適切な判断を下すことができました。
本当に多くの方々の助け合いによってブランドが出来上がる過程を経験し、良い品質へのこだわりを大切にしているコーセーならではのチームワークを体感できたと感じています。
Q5. 今後、コーセーでチャレンジしたいことを教えてください。
今後は、より多くの地域にコーセーの化粧品を届けていきたいです。
小~中学校まで海外に居住していた経験から、学生時代から日本商品の良さを国外に広める仕事に興味がありました。
入社後、商品開発部というモノづくりのコアな部分を経験しながらコーセーの品質へのこだわりの強さを実感し、その良さをより多くの人に体感してもらいたいな、と改めて感じました。
現在は国内のお客さまに向けた商品を主に担当していますが、今後はコーセーの各地域のお客さまに合わせたモノづくりを更に活発化できるよう、貢献できたら嬉しいです。
学生時代に多様な文化に触れてきた経験や、入社後のモノづくりに関する経験を活かして、各地域での肌や習慣に関する様々な知見の収集や、それに合わせた品質設計など、日本と各国を繋いで世界的にコーセーのファンを増やすような仕事ができたら嬉しいです。
I LOVE コーセー
入社前から大好きだった『雪肌精』で、先輩と一緒に担当させてもらった商品です。使い続けると、つるんっと肌の調子が整うので、毎日使っています。