ブランドの品質や世界観を視覚や質感で伝えるため無限の可能性から創造する

商品デザイン部/入社 ※キャリア入社

私の「こだわり」ポイント!

一緒に仕事をする仲間に恵まれているところだと思います。商品デザイン部のデザイナーや設計開発室の同僚は頼りになる人ばかりで、気になる事や疑問に思ったことは何でも質問できるとても良い雰囲気のチームです。

学生時代に夢中だったこと

電圧によって粘性が変化する流体の研究を行っていました。現在の仕事に直接関係するわけではありませんが、“粘性”はパッケージの印刷においても重要な要素なので学生時代に勉強しておいてよかったと思っています。

Q1. コーセーに入社を決めた理由について、学生時代の出来事と絡めて具体的に教えてください。

大学ではデザイン工学を勉強していたので、モノづくりの仕事に関心がありました。就職活動を通じてパッケージの世界に興味をもち、自分も色々な容器や箱を作ってみたいと思うようになりました。

特に化粧品のパッケージは紙やプラスチックだけでなく、ガラスや金属など様々な素材があることから化粧品業界で包装の仕事をしたいと思うようになり、その中でも特にモノづくりのスタイルに共感できたコーセーに入社したいと思ったのが入社のきっかけです。

Q2. 具体的なお仕事の内容を教えてください。

入社から現在に至るまでスキンケアやメイクを問わず、コーセーの商品の容器設計を担当しています。デザイン性と両立した品質・コスト・納期を満足させる容器設計を目指し、関連部署や仕入れ先様と連携し容器の仕様を考案するのがメインの仕事です。

入社前に思い描いていた何倍ものバリエーションの材質や形状の容器の設計を担当することになり、嬉しいと思う半面、ついていけるのか不安でもありましたが、周りの同僚の支えもあって、難しい仕様の商品も形にしていくことができました。

Q3. 現在のお仕事でご自身が壁を越えた、大きなチャレンジをした、と感じた経験を教えてください。

紙・プラスチック・金属・ガラスなど、様々な材質を扱うのは化粧品業界ならではのパッケージの特徴です。それを強く実感したのが『DECORTÉ』の「AQオードパルファン」の容器設計でした。この容器のデザインはプラスチックのキャップにレザーの花びらが咲いた異材質同士の組み合わせによるデザインが特徴です。

また、ポンプやリングパーツの材質は金属がメインで、容器はガラス製なので、まさに多様な材質の集合体です。設計当初はレザーの花びらとプラスチックのキャップを組み合わせる方法が全く思いつかず、デザイナーやお取引先様との打ち合わせを何回も行い、時には感情的になりながらも、なんとか容器の仕様を確立することができました。

その後も、量産に至るまでも様々な課題があり、納期も迫る中現場での生産立ち合いなどを行うことで形にすることができました。現場での立ち合いによって得られる発見はとても多く、容器設計は知識を増やすだけでなく、生産現場を良く見ることが重要だと改めて感じることができました。

1日のスケジュール

  • 出社。メールチェック

  • デザイン決裁の会議

  • 昼食

  • 泡洗顔のポンプの押しやすさの評価

  • 仕入先様と打ち合わせ

  • 新製品の容器設計の打ち合わせ

  • 見積依頼書等の資料の作成

  • 退社

Q4. チーム一丸となって取り組んだ経験、もしくはダイバーシティを感じた瞬間を教えてください。

入社2年目から、国内ブランドの容器設計以外に、インド現地グループ企業の「コーセーインディア」の化粧品容器の設計も担当するようになりました。日本からパッケージを輸出するのではなく、現地の仕入先様でパッケージを製造するのですが、日本とは商習慣や設計思想の違いが多く、グローバリズムやダイバーシティをダイレクトに感じる毎日です。

印象的なエピソードとして、BBクリームのチューブ容器の改良プロジェクトがあります。一部のロットにチューブ容器の量産後に内容物の漏れが見つかるトラブルが発生してしまいました。漏れのトラブルを解決するため、現地の仕入先様とコーセーインディア、現地OEM先様と協力してチューブの設計・金型の改良を行い、品質を満たす容器を作ることができました。

入社4年目にはコロナ禍が落ち着いたこともあり、インドに出張に行くことができました。これまでメールやWebミーティングでコミュニケーションをとっていた仕入先様やOEM先様と直接話すことで一気に距離を縮めることができたときには、人との繋がりの大切さを実感しました。コーセーの商品が販売されている市場を見学したときには、現地の方がコーセーの商品を購入しているところを見ることができました。日本から何千キロも離れた場所で自分が設計したパッケージを海外の方が手にしていたのは今でも忘れられない光景です。

Q5. 今後、コーセーでチャレンジしたいことを教えてください。

コーセーの商品デザイン部では、より使いやすい容器を目指した様々な開発テーマに取り組んでおり、そのうちの一つとして大学と共同で“容器の開けやすさの定量化”の研究を行っています。“開けやすさ”は人によって感じ方が異なるので、これまで数値に置き換えることが難しかったのですが、ようやくその数値化が見える段階まで研究を進めることができそうです。今後この研究をさらに進めてより多くの人に使いやすい容器を届けたいです。

また、ゆくゆくはパッケージ以外の仕事にもチャレンジしたい、という思いもあります。コーセーには多種多様な部署があり、自分が関心のある業務に挑戦できる制度があります。一度きりの人生なので、設計開発以外にも様々な仕事を経験してみたい、と思っており、また、他の分野の業務を経験することで自身の仕事の幅を広げることができると考えています。

I LOVE コーセー

『ONE BY KOSÉ』「セラムシールド」です。容器の設計を担当したので特に思い入れが強い商品です。自分が設計した容器がテレビCMや交通広告に映ったときには嬉しくなりました。実際に使ってみたときには使い始めから肌に馴染むまでのバルクの感触の変化に驚きました。

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