友達が『雪肌精』を使っており、それがコーセーの商品を知ったことがコーセーとの最初の接点でした。その後、日本へ留学をした際、ドラッグストアで買ったお気に入りのアイシャドウもコーセーの商品だったりと、身近にコーセーの商品があったことから好感をもっていました。

採用面接をしていただいた方々の人柄や雰囲気、質問内容から、社員に魅力を感じ、入社を決意しました。

新卒で配属されたのは国際事業部でした。１年目は海外子会社の教育に関する業務に携わり、２年目で現在の所属部署に異動。以降、免税に関わる業務一筋で今日に至ります。現部署では教育職、営業職を経て２０１６年から現在の企画職に就いています。

国際情勢に日々影響されるマーケットのなかで、お客さまのニーズを見定め、『DECORTÉ』のブランド価値と商品の魅力を伝え、店頭活動からプロモーションまで提案、立案、実行をしています。

プロジェクトを通して、マーケティングのスキルを身に着け、一人のマーケターとして成長を実感するのは、大きなやりがいと喜びを感じます。コーセーに入社してから教育職や営業職などを経験していくなかで、学生時代は文系専攻でマーケティングとは無縁だったこともあり、自分は企画職に向いていないという苦手意識がありました。

現在の企画職は、まさにゼロからのスタートだったのです。日々の業務で知識は学べましたが、大きなプロジェクトに参画すると、自分の視野の狭さ、プラン組み立ての粗さ、個人ができることの限界など、様々なことに気付かされました。戸惑うこともありましたが、上司や仲間たちが親身になってアドバイスをくださいました。時には、読むべき本を教えてくれたり、またある時は、現在の仕事に役に立つ情報を提示してくれます。

子育てをしているなか、時間を捻出するには工夫も必要ですが、周囲のサポートのお陰で、プロジェクトを行うたびに確実に成長を感じています。自分にとって今の仕事は日々勉強ですが、前向きに取り組めています。

グローバルにおける『DECORTÉ』の存在感を高めるため、世界有数のブランドがひしめく中国の海南島エリアで、イベントの企画および実施をしました。海南島における複数の免税店で、スポークスパーソンを招待した大規模なイベントを同時に実施することで、約2万人のお客さまへのアプローチがかないました。

このイベントは、まさに多様なメンバーによるチームワークが生んだ成果です。国籍が異なり、精通する言語と分野も違うチームメンバーで、企画をスタートさせる時点からどんなコンテンツならお客さまに響くか、など様々なアイデアを出し合いました。実施の段階では、様々な役割を担うメンバーがお互いに協力し、連携しながら進めていきました。

例えば、現場のリードするメンバー、デジタルを活用した宣伝活動に取り組むメンバー、現場の商品や販促物を手配するメンバーなどがいました。様々なバックグランドを持つからこそ活発にできた意見交換と、ぞれぞれの役割を超えて助け合うことで生まれたチームの一体感が、成功につながりました。

免税店を中心とする世界を舞台にしたビジネスを通して、『DECORTÉ』ブランドのグローバルにおける存在感を高めることです。

現在は、中華圏を中心に人気を集めていますが、安定してお客さまを育成し続けるために、これから取り組みたいこと沢山あります。例えば、日本国内の免税店で、『DECORTÉ』と接点を持っていただいた世界中の皆さまへのが、帰国された後のフォローアップの仕組みを構築することです。

今後も、中華圏や日本を除いた東南アジア、欧米市場を中心に拠点拡大を図っていきたいです。長い道のりになろうかと思いますが、粘り強くチャレンジしていきます。