宣伝物・営業・オフィスにおける取り組み
コーセーグループでは、生産部門以外でも環境保全活動に積極的に取り組んでおり、マーケティング部門・営業部門・事務部門などでも活動を展開しています。
化粧品コーナー用のコルトンフィルムに環境配慮素材を採用
雪肌精グローバルコーナー用コルトンフィルム
雪肌精グローバルコーナー用コルトンフィルム素材を従来のプラスチック素材からLIMEX(ライメックス)に変更しました。LIMEXは、炭酸カルシウム など無機物を50%以上含む、無機フィラー分散系の複合材料。 石灰石を主原料としているため、プラスチックの使用量の削減に貢献することができます。 今後も、他のコルトンフィルムへの拡大を検討していきます。
また、店頭販売台では再生可能な段ボール素材やFSC認証紙※などを使用して、環境に配慮した宣伝物の作成に努めています。
FSC認証:森林の管理が環境や地域社会に配慮して適切に行われているかどうかを評価し、認証されたことを証明するもの。
サンプルの輸送箱を廃止
サンプルは輸送箱を止め、簡易包装に
コーセーではお客さまに化粧品が肌に合うかどうか、期待する効果や使用感を持ったものであるかどうかをお試しいただくために、さまざまなサンプルを作っています。従来、このサンプルは20個あるいは50個を一組として、サンプル本体と商品説明用の台紙を紙製の箱に入れて店頭にお届けしていました。これは輸送用が主目的のため、2009年度からビニール袋を利用する簡易包装に切り替えました。この方法で、廃棄ごみの量を約1/5、物流量を約2/3に減量することが可能になりました。
営業車の環境負荷低減
当社グループでは、営業担当者が取引先様を訪問するなどの目的で、社用車を使用しています。社用車のCO2排出量削減のために、使用車両自体の削減・ハイブリッド車を含むより環境負荷の低い車種への切り替えや、営業拠点内でのカーシェアリング・社外のカーシェアリングの活用などに積極的に取り組んでいます。
オフィスの省エネ・分別廃棄活動
オフィスの照明をLEDに交換
全事業所のオフィスで省エネルギー活動を実践するため、空調温度の調節や、会議室・給湯室など無人時の消灯、外出時や退社時のパソコン電源のシャットダウンなどを全社で推進しています。
また、各種申請&承認や経費精算のシステム化、会議や打ち合わせにはノートパソコンを持参し、紙資料を削減するなど、ペーパーレス化への取り組みも全社的にて推進しています。
オフィスの中で、最も電力使用量が多いコーセー本社は、2020年4月より再生可能エネルギー由来の電力に切換えを行いました。これにより、年間で約480tのCO2の排出が削減になります。
コーセー本社では、朝、出社した従業員が自分のいるエリアの照明のみを点灯することをルールとして、不在時は人感センサーの導入による自動消灯で、省エネ活動を行っています。また、パソコンについては、10分間動作がないとスリープモードになるように設定しています。そして、2022年度より、これまでの事務用品の部署ごとでの購入・管理方法を、保管場所や購入品のムダを省くため一括購入・管理に切替え、共有スペースに事務用品の設置場所を設け、運用をスタートしました。このタイミングで、一括購入の事務用品はエコマーク認定商品に統一しました。
また、2023年度より、本社の廃棄物削減の取り組みの一環として、汚れていない紙類やプラマーク入り容器で汚れていないものを資源として再利用するため、分別廃棄の徹底を行っています。また、プラマーク入りのお弁当箱やカップ類は給湯室にゴミ箱を置き、容器を水で濯いでから捨てることで回収業者への負担軽減や、地球環境への配慮に貢献しています。
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オフィス内ゴミ箱の分別廃棄
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ビル共有部の給湯室ゴミ箱の分別廃棄
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