生物多様性に向けた対応

コーセーグループは、化粧品の原材料として、また化粧品の生産に際し、自然からの沢山の恵みを受けて、事業活動を行っております。生物多様性の保全は重要な経営課題であると認識し、「生物多様性方針」を策定しました。

コーセーグループ 生物多様性方針

美しい地球環境は、私たちすべての健やかな生活の源です。化粧品には、水をはじめ、自然から得られる成分が多数配合されており、日々、自然環境の恩恵をうけ、私たちは事業活動を行っています。生物多様性を保全し回復させることは、重大な経営課題であると認識しており、以下の「コーセーグループ 生物多様性方針」を策定し、生物多様性に配慮した事業活動を推進します。

  • バリューチェーン全体における生物多様性への依存と影響を把握し、生物多様性に関連するリスクアセスメントおよび事業活動による負の影響の回避・軽減を行う枠組みを定めるとともに、これらを実践し生物多様性の復元・再生に取り組みます。
  • 生物多様性リスクアセスメントおよびシナリオ分析の結果から、指標と目標を設定し具体的な対応策の策定と戦略への統合を図ります。
  • 事業地域の自然環境や生態系との調和を図り、あらゆるステークホルダーと連携・協働し、生物多様性の保全につながる活動に取り組んでいきます。
  • 調達から廃棄・リサイクルまで商品のライフサイクル全体において、生物多様性への負荷の少ない製品の提供および技術開発を推進します。
  • 国内外の法規制や条約を遵守します。
  • 生物多様性に関する情報や取り組みを積極的に情報開示します。
  • 生物多様性について教育・啓発に取り組み、社員の意識の向上を図ります。

今後も持続可能な社会の実現と事業成長の両立を目指し、ネイチャーポジティブ、自然共生社会の実現に貢献していきます。

本方針は取締役会にて承認されています。​

本方針はコーセーグループ全体およびサプライヤー、その他ステークホルダーに適用します。

コーセーグループは2024年3月に「The TNFD Forum」に加盟しました。TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)の情報開示フレームワークに基づき、事業活動による自然への依存と影響やリスクと機会などを整理しました。

「KOSÉ group TNFD Report」

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