中長期目標

中長期ビジョンの非財務目標とも連動し、サステナビリティ戦略の中で、「人や社会」「地球環境」に関連する重要課題を解決するために、2030年を中期マイルストーンとする「人に寄り添う」「地球に寄り添う」コミットメントと目標を設定しています。

テーマの中長期目標とSDGsとの連動

重要課題 コミットメント 指標 目標値 達成年 具体的方策例 対応するSDGs目標
人に寄り添う 多彩な
美しさの尊重
アダプタビリティを通じて、多様なバックボーンを持つお客さまが、自分らしさを大切にした美しさを実感できる商品やサービスを提供します アダプタビリティ∞に基づく商品サービス提供率 100%*1 2030
  • 多様な肌の色や肌質に沿った商品設計
  • ユニバーサルデザインの採用
  • 多様性に応えるビューティテクニックの開発
  • 様々なポリシーに対応する商品開発
SDGsアイコン5 SDGsアイコン10 SDGsアイコン12 SDGsアイコン16
心まで健やかな毎日を支える 社会の人々が、美を通じてウェルビーイングを実感できる活動に取り組みます ウェルビーイングを叶える取り組み件数 500件以上 2030
  • 健やかな肌を守るための次世代啓発活動
  • コミュニティ活性化や健康促進に向けた支援
  • スポーツ振興支援
SDGsアイコン3 SDGsアイコン4 SDGsアイコン5 SDGsアイコン12
責任あるパーム油の調達(RSPO認証クレジットの購入) 100% 2030
  • 認証原料の調達とブック&クレーム方式による認証パーム油の使用
  • 調達先との人権側面での協働(強制労働・児童労働などのない調達)
SDGsアイコン8 SDGsアイコン12
社会的機会の
あと押し
社会・社員の誰もが、多様な個性を発揮しながら社会参加の機会を得られる取り組みと啓発を行います 3G*2を主軸としたDE&Iの啓発と取り組み 100万人以上 2030
  • 社内DE&Iの推進
  • ジェンダーギャップに関する啓発
  • 属性による格差解消の取り組み
SDGsアイコン4 SDGsアイコン5 SDGsアイコン8 SDGsアイコン10

*1 コーセー独自の8つの取り組みテーマ「アダプタビリティ∞」から、各ブランドが毎年注力する項目を決定し、その項目数に対して達成したサービス商品数をカウントし総合達成率を算出

*2 グローバル、ジェンダー、ジェネレーションを表す造語

重要課題 コミットメント 指標 目標値 達成年 具体的方策例 対応するSDGs目標
地球に寄り添う 環境意識の向上 お客さまに、商品サービスと情報発信を通じて、環境課題への気づきの機会を提供します 商品/サービスと情報発信を通じた環境意識の啓発 1,000万人以上 2030
  • 雪肌精「SAVE the BLUE」、コスメデコルテ「DECORTÉ Sustainable Ingredients Project」、BIOLISS 「PEACEFUL GREEN」等の活動
  • メディアやWebサイトを通じた情報発信
  • 環境啓発イベントへの参加
SDGsアイコン12 SDGsアイコン13 SDGsアイコン14 SDGsアイコン15
環境問題解決への貢献 地球上の様々な地域の環境課題の解決や保全に取り組みます 植サンゴ面積 20,000㎡

25m公認プール面積約53倍

2030
  • 雪肌精「SAVE the BLUE」活動の進化

※目標値は2009年からの累積面積

地球環境貢献活動 100件以上 2030
  • 森林・海・里山の保全
  • 事業地域の環境活動
    (クリーン活動、環境イベント等)
  • 資源循環の取り組み
    (容器回収・アップサイクル)
環境負荷低減の推進 CO2排出量の削減 Scope 1・2 ▲55

2018年比総量目標

2030
  • 再生可能エネルギーの利用
  • エネルギー効率のよい設備等導入
  • 水素エネルギーの導入
  • 燃料転換の実施
  • カーボンプライシング制度の導入
  • バリューチェーン全体でのCO2削減
  • 低炭素製品の開発

※コーセーグループが排出しうる温室効果ガスはCO2のみと特定

SDGsアイコン7 SDGsアイコン13
カーボンニュートラル 2040
Scope 3 ▲30

2018年比総量目標

2030
Scope1・2・3 ネットゼロ 2050
プラスチック容器包装の環境配慮設計 4Rに適合した容器包装資材の採用 100%*1 2030
  • 4R※へ適合した容器包装資材の採用
    ※Reduce/Reuse/Recycle/Renewable
  • 再生樹脂・バイオマス樹脂の採用
  • 樹脂由来の既存品資材切り替え
  • つめかえ容器の採用推進
SDGsアイコン12 SDGsアイコン13
再生プラスチックバイオマスプラスチック採用率 50%*1
石油由来バージンプラスチック使用量 ▲50*1

2018年比生産原単位

レフィル化率 2025年開示予定
廃棄物削減と資源循環の推進 リサイクル率 100%*2 2025
  • 廃棄物削減の3R※の推進
    ※Reduce/Reuse/Recycle
  • 未使用資材やバルクの有効活用
  • リサイクラーとの関係強化
SDGsアイコン12 SDGsアイコン13
責任ある水資源利用 水使用量削減 ▲12%*2

2018年比生産原単位

2030
  • 水資源の3Rの推進など
  • 水循環システムの導入とリサイクル水の活用
SDGsアイコン6 SDGsアイコン12
責任あるパーム油の調達 認証原料の調達とブック&クレーム方式によるRSPO認証クレジットの購入 100% 2030
  • 認証パーム油の調達と使用
  • サプライヤーとの協働強化
  • 生産国ステークホルダーとの関係構築
SDGsアイコン12 SDGsアイコン15

*1 対象年に発売した新製品の実績

*2 コーセーグループ生産部門

SDGs 国連 持続可能な開発目標とは グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン より引用

2015年9月、全国連加盟国(193ヶ国)は、より良き将来を実現するために今後15年かけて極度の貧困、不平等・不正義をなくし、私たちの地球を守るための計画「アジェンダ2030」を採択しました。この計画が「持続可能な開発目標(SustainableDevelopmentGoals:SDGs)」です。
SDGsは、ミレニアム開発目標で十分に手を打てなかった課題に加え、Rio+20で議論された深刻化する環境課題など17の目標と169のターゲットに全世界が取り組むことによって『誰も取り残されない』世界を実現しようという壮大なチャレンジです。

SDGs17のアイコン

取り組みテーマとバリューチェーンへのインパクト

サステナビリティ戦略で解決するために推進する重要課題は、企画・研究開発・原材料の調達から廃棄に至るまでの製品ライフサイクルとバリューチェーンすべてにおいて関わりがありますが、特に大きなインパクトを与えると考えられるバリューチェーンを特定しました。

取り組みテーマとバリューチェーンの図

サステナビリティ戦略